「興味はあるけど、高齢の親と行くには大変かも…?」
そんなふうに迷っている方へ。
この記事では、2025年6月18日に私が父と一緒にウォーキングを兼ねて訪れた『幸手市権現堂のあじさいまつり』体験をもとに、現地の様子や見頃、アクセス、事前に知っておくと良かったことまで詳しくお伝えします。
「親と一緒に行ってよかった」と思えた理由もふまえて、安心して出かけられるポイントを体験ベースでまとめました。
私たちの体験が、あなたのお出かけのヒントになればうれしいです。
幸手市の権現堂あじさいまつりとは?どんな場所?

幸手市の権現堂は桜まつりで知られていますが、実は初夏のあじさいまつりも魅力的です。
2025年6月7日(土)〜6月29日(日)
会場:権現堂4号公園 幸手権現堂桜堤で行われています。
四季折々の花が楽しめる名所
埼玉県幸手市にある「権現堂堤(ごんげんどうつつみ)」は、春は桜、夏はあじさい、秋は彼岸花、冬は水仙と、1年を通じて花が楽しめることで知られています。
特に6月中旬〜下旬にかけての「あじさい」は、100種・1万株という関東屈指の規模。
東武日光線の幸手駅から徒歩約30分、またはバス・車でもアクセス可能です。
見どころはあじさいと桜並木の共演地
あじさいが咲く場所は、P1駐車場から近いエリア。
色とりどりのあじさいが小道に沿って咲き誇り、梅雨の時期でも気分が晴れやかになるほどの美しさです。
中にはあまり見かけない品種のあじさいもあり、花好きにはたまらないスポットです。

幸手市権現堂のあじさいまつり見学時の駐車場とアクセス
バス利用なら「幸手駅」からアクセス可能
東武日光線幸手駅東口より朝日バス「五霞町役場前」行に乗車「権現堂入口」下車(片道200円)
バスは1時間に1本程度の運行
公共交通機関を利用する場合は、東武日光線「幸手駅」からバスまたはタクシーの利用が便利です。
タクシーでは、幸手駅から約10分前後で到着します。
最寄りのバス停は「権現堂入口」、あじさい堤に徒歩でアクセスできます。
体力や同行者の状況にあわせて選びましょう。
車の場合:カーナビは「幸手市北公民館」
カーナビは「幸手市北公民館」(埼玉県幸手市大字内国府間867番地)で設定
駐車場利用時間:8時30分〜19時(4月〜8月)駐車場無料
手段 | 詳細 |
---|---|
電車+バス | 東武日光線「幸手駅」東口→朝日バス「五霞町役場前」行→「権現堂入口」下車 |
電車+タクシー | 「幸手駅」からタクシー利用 |
車 | カーナビ設定:「幸手市北公民館(埼玉県幸手市内国府間867)」駐車場:P1(最寄り・無料) |
嬉しいことに、権現堂のあじさい鑑賞は無料。駐車場料金も無料です。
2025年「あじさいまつり」期間中の6月7日(土)〜6月29日(日)は混雑が予想されますが、午前中の早い時間なら比較的スムーズに入場できました。
開場時間に注意!私たちは早く着きすぎました
当日の朝、私たちは混雑を避けようとかなり早めに出発。しかし到着した時には、駐車場の開場時間よりも早く着いてしまったのです。
本来は「8時30分開場」と書かれていたのですが、この日は7時30分に開けてくれました。
早朝にもかかわらず、同じように早く着いていた人も数人おり、おそらくその様子を見て早めに開場してくれたのかもしれません。
こうしたこともあるので、「開場時間より少し前」くらいの到着を目安にすると良さそうです。
余裕を持ちすぎると待ちぼうけになることもあるので要注意です。
一番近くて便利なのは「P1駐車場」

幸手市権現堂のあじさいを見に行くなら、まず気になるのはどこに車を停めればいいか、ですよね。
私たちは、一番あじさいに近い「P1駐車場」を利用しました。
園内マップを見てもわかるように、P1は桜堤(あじさいのメインエリア)に直結しているため、車を降りてすぐにあじさいを楽しめるのが大きな魅力です。
また、桜堤への上り道には手すり付きの階段があり、段差もゆるやかなので高齢の父にもぴったりでした。
無理なく歩ける距離で、ウォーキングにも最適です。混雑する時期でも、早めの到着でスムーズに駐車できました。
幸手市権現堂のあじさいの見頃と開花状況

私達が訪れたとき、きれいに咲いていました。
2025年は6月中旬がピーク
実際に訪れた2025年6月18日、あじさいはまさに見頃のピークを迎えていました。
「雨が多い年ほどあじさいは美しい」とよく言われますが、今年は例年並みか、それ以上のボリューム。
花の密度や色の鮮やかさが際立ち、梅雨の合間の晴れ間に映えて、とても見応えがありました。
事前に開花状況をチェックする方法
幸手市観光協会や権現堂堤の公式サイトでは、定期的に花の開花状況が更新されています。
SNS(XやInstagram)でも「#権現堂あじさい」で検索すれば、リアルタイムの写真を見ることができます。
訪問前にはぜひチェックしてみてください。
私も公式サイトでチェックしてから行きました。
雨の日でも楽しめるのが魅力
あじさいは雨に濡れてこそ美しい花。
カラフルで丸みのある花びらが水滴をまとい、よりいっそう魅力的に見えます。
雨具を準備しておけば、天候に左右されず楽しめます。
持ち物チェックリスト
あじさい鑑賞を快適に楽しむために、当日あると安心な持ち物をリストアップしました。
特に梅雨時は天候が変わりやすいため、雨具などの備えは必須です。
- ☑レインコートまたは傘
両手が空くレインポンチョが特におすすめです。
突然の雨でも慌てずに済みます。 - ☑ 防水の靴 または 替えの靴下
雨上がりのぬかるみ対策に。
靴が濡れたときのために替えの靴下があると安心です。 - ☑ タオル
汗拭き用や、ベンチが濡れている場合の敷物代わりにも使えます。 - ☑ 飲み物(ペットボトルや水筒)
自販機はありますが、混雑する日もあるため、あらかじめ準備しておくとスムーズです。 - ☑ 虫よけスプレー
あじさいエリアは草木が多いため、虫対策もしておくと快適に過ごせます。 - ☑ 帽子や日傘、UV対策グッズ
6月は朝でも日差しが強い日が多く、日よけ対策は必須。
帽子があるとぐっと楽になります。 - ☑ 折りたたみ椅子 または レジャーシート
園内にはベンチも設置されていますが、人出の多い日は空きがないことも。
座って休めるスペースを自分で用意しておくと安心です。
幸手の権現堂のあじさいまつりで健康づくり
楽しみながら健康づくりができます。
父とのウォーキングをきっかけに
今回の訪問は、「健康のために歩こう」と父を誘ったのがきっかけでした。
高齢の親と一緒に花を見ながら歩くのは、無理なく楽しめる運動になります。
権現堂の道は平坦で歩きやすく、ベンチも点在しているため、高齢の父と歩くにはちょうどよい環境だと感じました。
疲れたときにはすぐに座って休めるのも安心ですが、ベンチの数には限りがあるので、「レジャーシートを持ってくればよかったね」と父と話したほどです。

歩数や距離の目安は?無理なく続けられる散策コース
P1駐車場からあじさいのエリアをゆっくり往復すると、約3,000〜5,000歩。
わが家は写真を撮ったり、花を眺めながら歩いたので、所要時間はおよそ1時間半ほどかかりました。
無理をせず、疲れたら堤沿いのベンチでひと休み。
体力や体調にあわせて自分のペースで歩けるので、運動が久しぶりの方や高齢者にもぴったりのコースです。
花とともに親子の会話も咲く、かけがえのない時間に

ただ歩くだけでなく、咲き誇るあじさいを眺めながら話す時間は、自然に笑顔を引き出してくれました。
昔の思い出話をしたり、「この花は見たことないね」と話したり。
親子の会話がいつもより増えて、「また来たいね」という言葉も出てきました。
父は写真を撮るのが楽しみになっていて、今回はあじさいの写真を何枚も撮っていました。
こうしたちょっとしたことが、健康と心の元気の両方につながっていると感じます。
幸手市権現堂のあじさいまつりと一緒に楽しめる周辺スポット&便利情報
知っておくだけで違います。
農産物直売所、さくらファームでお饅頭と地元野菜
権現堂桜堤のすぐ近くにある農産物直売所「さくらファーム」は、地元産の野菜や手づくりのお菓子などが並び、散策の帰りに立ち寄るのにぴったりの場所。
以前訪れたときは、こちらで購入したお饅頭がとても美味しくて、今でも印象に残っています。
野菜もたくさん販売されているので見るだけでも、とても楽しかったです。
今回(2025年6月18日)はあいにく水曜日で定休日だったため、立ち寄れなかったのが残念でした。
通常の営業時間は9時〜17時とされていますが、時期や曜日によって変更されることもあるようなので、訪れる前に最新情報を確認しておくと安心です。
駐車場すぐのコンビニとガソリンスタンドが便利
P1駐車場の入口にはセブンイレブンとガソリンスタンドがあります。
私たちは、ここでおにぎりや飲み物を購入してから向かいましたが、ちょっとした買い物ができるのはとても助かりました。
特に早朝や混雑する時期は、現地での飲食が限られることもあるので、事前に飲み物や軽食を用意しておけるのは大きな安心材料です。
園内にベンチはありますが、レストランや食堂のような食事をとれる施設はあまりないため、軽食を持参しておくと安心です。
P1駐車場のトイレ前に自動販売機あり
出典:幸手市観光協会(https:www.satte-k.com)園内マップより編集

現堂桜堤園内マップ
また、P1駐車場のトイレの前には自動販売機が設置されており、冷たい飲み物も購入できます。
この日はとても暑かったので、私たちも散策後にここで飲み物を買って一息つきました。
暑さ対策や水分補給は健康維持の基本。
現地で「買える場所」があるのは安心です。
特に高齢者との外出では「自販機の場所」も事前に把握しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
自動販売機の場所も園内マップに書かれているので、「どこで買えるかな?」と迷うこともなくて安心でした。
園内にある峠の茶屋は9時から

園内にはお食事処として峠の茶屋があります。
営業時間:9時〜17時まで
あじさいまつり期間中は悪天候の場合以外は毎日営業
私達は朝7時30くらいに行ったので残念ながら食事することはできませんでした。
アイスコーヒー300円、アイスウーロン茶250円!
お値段もお手頃価格ですね。
「実際に歩いて感じた“あじさいの魅力”」
たくさんのあじさいをみて感じたこと。
五感で味わう、あじさいの美しさと癒しの時間

2025年6月18日、実際に歩いてみて感じたのは、視界いっぱいに広がるあじさいの迫力と、色の豊かさでした。
開花状況は事前に調べていた通りでしたが、やはり写真や文字では伝えきれない魅力があります。
濃い紫や淡いピンク、グラデーションが美しい品種など、多彩な花々が迎えてくれます。
周囲は想像以上に静かで、花をじっくり見ることに集中できる落ち着いた雰囲気。
とくに朝の時間帯は人も少なく、花と自分だけが向き合っているような感覚に包まれます。
父も「静かでいいね」と言って、普段よりのんびり歩いていたのが印象的でした。
人ごみに疲れることもなく、自然の中でリラックスしながら過ごせる、心地よいひとときでした。
見たことのないあじさいに出会える多品種スポット

権現堂では、一般的な青や紫のあじさいだけでなく、普段あまり見かけないような品種の花々も楽しめます。
八重咲きのものや、花びらの形が特徴的なもの、グラデーションが美しい種類など、思わず「これは何て名前だろう?」と足を止めてしまうほど魅力的な花が並んでいました。
ただ、私が訪れた際には品種名が書かれた札などは見つけられず、「これは何というあじさいなんだろう?」と少しモヤモヤ…。
だからこそ、「権現堂あじさい」や「品種一覧」で事前に軽く調べてから行くと、より深く楽しめると感じました。
あじさいを“観賞するだけ”から、“知る・比べる”楽しみに変えるだけで、同じ景色がもっと特別なものになります。
写真好きにはたまらない映えスポットがたくさん

桜堤の上からは、土手に広がるあじさいと春に菜の花で満開だった場所が一望できます。
カメラやスマホを手にした人たちが、それぞれの“ベストショット”を狙って歩く姿も多く見られました。
父もカメラで夢中になって撮影していて、後から「こんなに撮ったの?」と笑ってしまうほど。
中でも人気だったのは、あじさいの間を縫うようにのびる遊歩道と権現堂のシンボルと言われるアナベルが密集している場所です。
ここでは人と花が同じフレームに収まるので、記念撮影にとてもおすすめです。
風景写真はもちろん、人物と花、両方を楽しめるスポットとして、撮影が好きな方にもぴったりの場所です。
Q&A
よくある質問です。
Q1. 駐車場は何時から開いていますか?早朝に行っても大丈夫?
A. 基本は朝8時30分開場とされていますが、早く開けてくれる場合もあります。
4月から8月は8時30分から19時まで
Q2. 食事はどこでとれますか?レストランはありますか?
A. 園内に峠の茶屋が1軒あります。営業時間が9時からなので朝早い時間には、食事する所はありません。
私たちは、P1駐車場入口にあるセブンイレブンでおにぎりを購入し、飲み物はトイレ横の自販機で用意しました。
園内にベンチは多くありますが、飲食ができる施設やレストランは見かけませんでした。
コンビニや売店で軽食を用意しておくと安心。
混雑時はベンチが埋まることもあるので、折りたたみ椅子やレジャーシートがあるとさらに快適に過ごせます。
ピクニック感覚で軽食を楽しむのがおすすめです。
Q3. トイレは使えますか?混雑しますか?
A. トイレは各駐車場にあり、きれいに整備されています。
トイレの数も複数あるので私達が行ったときは混雑していませんでした。
ただ、入口にネットが張られていたため「使えないのかな?」と一瞬戸惑いました。
実際には「つばめの侵入防止のため」という掲示があり、通常通り利用できました。
イベント開催日や昼前後は混雑する可能性があるため、早めに済ませておくと安心です。
夏場は熱中症対策として水分補給後のトイレ場所も意識しておきましょう。

Q4. 服装や靴はどんなものがおすすめ?
A. 歩きやすい靴と、日差し対策を忘れずに。
権現堂の道は全体的に舗装されていて歩きやすいですが、一部には階段や坂道もあります。
6月中旬〜下旬は日差しが強くなる日も多いため、帽子や日傘、UV対策グッズは忘れずに。
何より、履き慣れた靴で行くのが安心です。
私と父はさくらまつりのときのような感覚で帽子を持たずに出かけてしまいました。
朝の時間帯とはいえ予想以上に日差しが強く「帽子を持ってくればよかった」と本気で思うほど。
次回はしっかり日よけ対策していこうと、心に決めました。
服装のポイントまとめ
- 靴:履き慣れたスニーカーなど、滑りにくいものがおすすめ
- 服装:通気性の良い長袖や日焼け防止のアームカバーがあると安心
- 帽子・日傘:6月でも日差しが強いことがあるので忘れずに
- UV対策:日焼け止めやサングラスなども有効
- 朝は肌寒い日もあるので、軽い羽織ものがあると調節しやすい
幸手市権現堂のあじさいまつりに「行こうか迷っている人」にこそすすめたい
幸手の権現堂あじさいまつりは、ただ花を眺めるだけではなく、心と体のリフレッシュにもつながる場所です。
私たちが訪れた2025年6月18日には、まさに見頃のあじさいが咲き誇り、静かな時間の中で自然の美しさを存分に味わうことができました。
高齢の父と歩いた1時間半は、運動としても無理なく心地よく、日常ではなかなか持てない親子の会話の時間にもなりました。
整備された道や、手すりのある階段、ベンチなどがあることで、年齢を問わず安心して歩けるのも魅力のひとつです。
事前に知っておくと便利なことや、ちょっとした準備でさらに快適に楽しめるポイントもありますが、それ以上に「来てよかった」と思える穏やかな時間が、この場所にはあります。
あじさいをきっかけに、季節を感じるお出かけや、家族とのふれあいの時間を過ごしてみませんか?
私たちの体験が、あなたのお出かけのヒントになればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
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